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浴室のバリアフリー化で注意するポイント5つ

浴室は危険がいっぱい

住宅のバリアフリー化を考えたとき、まずリフォームしたいと考えるのがトイレと浴室です。
浴室は床が水で濡れたり石鹸などの液がついたりするため滑りやすいうえ、構造上段差をなくすのが難しいなど、転倒のリスクが高い場所です。体が不自由な人や幼児などは浴槽で溺れる危険性もあるため、バリアフリー化するときは安全性を特に意識する必要があります。
今回は、浴室のバリアフリー化で注意するポイントをご紹介します。

 

滑りにくく水はけのよい床

タイルなどつるつるした素材の床は滑りやすく、転倒リスクが高くなります。また、水はけが悪いと洗い流した石鹸やシャンプーが溶けた水が溜まり、床の素材に関わらず滑りやすくなって転倒する可能性があります。
浴室の床は水はけがよく滑りにくい加工がされている床材を選びましょう。
また、冷たさを感じにくい床材や柔らかい床材であることも意識しておくとよいでしょう。

 

段差と浴槽はなるべく低く

浴室は水を使う場所であるため、隣接する空間の間には水漏れ防止のために段差が設けられているのが一般的です。段差は転倒の原因になるため、可能であれば段差を無くすか、無くすのが難しい場合は2cm以下に収まるようにするとよいでしょう。車椅子の場合は1cm以下が望ましいです。
また、浴室の「またぎ」が高いと入浴が難しくなりますので、40cm以下になるよう調節しましょう。床に半分埋め込むタイプの浴槽であれば浴槽を低くしてもある程度の深さを確保できます。
ただし、浴槽が深いと出るのが難しくなるだけではなく、溺れやすくなるので深くし過ぎないように注意しましょう。

 

浴室暖房など寒さ対策を

浴槽と浴室、浴室と脱衣所などの温度差が大きいと血圧が急激に変化するヒートショックを起こしやすくなり、心筋梗塞、脳梗塞などのほか、失神して転倒したり浴槽で溺れたりする可能性があります。
浴室が寒くならないよう浴室暖房などで対策するだけではなく、脱衣所や廊下なども冷えすぎないよう対策しておくとよいでしょう。

 

手すりは用途と動線イメージして設置

浴室は転倒しやすい場所であるため、転倒防止のために手すりを設置しようと考える人は多いでしょう。
しかし、狭い浴室内に手すりをつけすぎると身動きしづらくなるだけではなく、手すりにぶつかってけがをする可能性があります。手すりを設置するときは、用途と動線をイメージして高さや配置、形状などを決めるとよいでしょう。

 

介助しやすい広さを確保

現在は一人で入浴できていても将来は入浴介助が必要になる可能性があります。
介助をスムーズに行うためには二人で入室しても狭さを感じない程度の床面積が必要です。住宅性能表示基準法の「高齢者等配慮対策等級」などと自宅の浴室の広さを見比べ、必要であれば浴室の拡張や増床も検討しましょう。
また、床面積を広くするだけではなく浴室の出入り口も広くしましょう。扉は引き戸がおすすめです。

まとめ

浴室のバリアフリー化は、現在の浴室にどのような危険が潜んでいるかを確認するところから始めると、安全で使いやすい浴室にすることができます。
また、浴室のバリアフリー化は補助金を利用できることが多いので、どのような制度があるか、どのように利用できるかを調べておくとよいでしょう。

 

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