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キッチンリフォームでぜひ取り入れたい!ファンやフィルター掃除不要の自動洗浄機能付きレンジフードとは?

水垢や油で汚れやすいキッチンは掃除の負担と手間がかかる場所ですが、コンロのそばにある排気設備は汚れが付着しやすい上、高い位置にあることから掃除がしにくく、特に負担が大きい場所といえます。

このような問題を解決するため、掃除しやすい形状や汚れがつきにくい加工を施した製品が数多く発売されていますが、特に近年注目を集めているのが自動洗浄機能付きレンジフードです。

洗浄方式

自動洗浄機能付きレンジフードはその名の通り洗浄機能がついたレンジフードのことです。お湯を使ってファンなどを洗浄するタイプのほか、調理終了後にファンが高速回転して油汚れを吹き飛ばし、吹き飛ばした油を付属のプレートなどでキャッチするタイプがあります。

お湯を使うタイプは洗浄前にお湯を補給する手間と洗浄後にお湯を捨てる手間がかかります。調理後毎回洗浄が必要というわけではなく、ファンにある程度汚れがついたらランプがついて掃除が必要であることを知らせてくれます。使用状況などによって異なりますが、洗浄の頻度は月に一度程度です。

ファンで油を飛ばすタイプはプレートを掃除する手間がかかりますが、プレートの洗浄は1年に1回程度でよいとされています。お湯を使うタイプよりも手間が少なく、多くの自動洗浄機能付きレンジフードに採用されている方式です。

掃除が必要ないというわけではない

自動洗浄機能付きというと「全く掃除しなくてよい」と考えがちですが、実際はそうではありません。洗浄機能はあくまでもファンに対する機能であり、外部カバーなどの汚れには対応していません。

また、洗浄機能はついていても汚れが完全に落ちるというわけではないため、ある程度の頻度で手入れが必要となります。油をキャッチするプレートなどの洗浄も行わなくてはなりません。

そのため、外部カバーなど洗浄機能がついていない部分は、従来通りの掃除が必要であり、洗浄機能がついている部分は従来の頻度よりも少ない手間と回数の掃除で済むという程度に考えておくとよいでしょう。

とはいえ、使用状況によって異なるものの、ファンの掃除は10年に1回で済むなど、大幅に手間を削減することができます。

メリットとデメリット

自動洗浄機能付きレンジフードのメリットは、なんといっても掃除の手間を大幅に減らすことができることです。高い位置にあるレンジフードのファンを取り外ししたり、掃除したりするのは身体的な負担が減るだけではなく、踏み台などから転落するリスクなどを減らすことができます。

しかし、自動洗浄機能付きといっても全く掃除がいらないというわけではなく、外部カバーの掃除などは従来通り必要であり、頻度が減るとはいえある程度の頻度でファンの手入れをしなくてはなりません。

設置費用が高い、機能が増えることで故障リスクが高くなるといったデメリットもあります。洗浄方式がお湯を使うタイプの場合、お湯のセット、排水トレイの洗浄の手間もかかります。

まとめ

自動洗浄機能付きレンジフードを設置すると、レンジフードの掃除の手間をや頻度を減らすことができます。掃除を全くしなくてよいというわけではありませんが、負担がかなり少なくなるためキッチンリフォームの際にはぜひ取り入れたい設備といえるでしょう。掃除のときにかかる身体的な負担が大きい高齢者や小柄な女性には特におすすめです。

 

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