素敵な内装にするためのポイント5つ。
まずはイメージ作りから
リフォームで自分好みの内装にしたいというとき、まずは部屋のコンセプトやテイストを決め、どんな空間に仕上げるかを具体的にイメージするところから始めます。
しかし、いくらしっかりイメージしていても、実際に部屋作りを始めると何だかすっきりしなかったり、ちぐはぐな印象になったりするなど、思っていた「素敵」なものに仕上がらないこともあります。
そこで今回は、リフォームで内装を素敵に見せるためのポイントをご紹介します。
照明にこだわる
壁や床は家具を配置すると見える面積が小さくなりますが、天井は遮るものがないため意外と目立ちやすく、設置されている照明器具の種類やデザインによって部屋の印象が大きく変わります。
例えば、ナチュラルな雰囲気の部屋に照明がオフィスを思わせる直管蛍光灯だとちぐはぐな印象になりますし、和風の部屋に金属製の傘がついたスタイリッシュな伝統だとアンバランスになってしまいます。
また、照明器具が部屋の雰囲気に馴染まず目立ってしまうとスッキリした印象に仕上がらないので、あまり目立たないタイプの照明器具を選んだり、部屋の雰囲気にあったデザインと種類の照明を選ぶようにしましょう。
最近は明かりの色も選べる照明器具も多いので、イメージのインテリアがどんな光の色だと映えるかも検討すると楽しいですね。
配色は3つまで
一つの空間に色が何色もあると統一感が出にくいだけではなく、色のバランスが悪くてごちゃごちゃした印象になりやすくなってしまいます。天井、壁、床、建具など内装の色は多くても3色までになるよう調節しましょう。トーンを合わせるとバランスを取りやすくなります。
原色系の鮮やかな色は落ち着かない印象になりやすく、濃色は部屋が暗く狭く感じやすいので、使用する面積の広さなどに注意しましょう。
①ベースカラー・・・一番多い面積の色
②アソートカラー・・・二番目に使う色
③アクセントカラー・・・ビビットだったり目を引く部分に使うと素敵です!
①→③に行くにしたがって面積は狭く・色は濃くするとメリハリのある雰囲気づくりができますよ。
壁と天井を家具の色に合わせる
壁や天井の色を家具の色と同系色でまとめればごちゃごちゃした印象になりにくく、空間を素敵に見せることができます。スッキリとした印象にしたい方にはおススメです。
時には巾木や建具は目立たせない
床と壁の境界につけられる巾木、天井と壁の境目につけられる廻縁、ドアの枠などの建具は意外と目立つ部分です。壁や天井、床と異なる色を使うことで空間にメリハリをつけられますが、色の組み合わせなどによっては悪目立ちすることがあります。
壁などとは異なる色を使って素敵に仕上げる方法は意外と難しいので、巾木や建具は壁紙などに色を合わせて目立たせないようにするのもありです。全体的にスッキリした印象に仕上がります。
木材や金具は艶消しがオススメ
フローリングの床やドアといった木材、ドアノブなどの金具は、艶ありタイプだと触った跡がつきやすく、お手入れを気にする頻度が多くなります。
ハイグレードで質の良い木材や金具であれば艶ありタイプでも安っぽく見えませんが、一般のグレードの品を使うときは艶消しタイプがオススメです。
まとめ
内装を素敵に見せるには、いかに素敵に見せるかを意識するよりも、どうすれば「統一感」を出せるか、スッキリ見せられるかを意識したほうが失敗しにくく、イメージに近いインテリアに仕上げられるでしょう。
また、デザインリフォームのプロに相談しながら計画を立てると、さらに満足感の高い内装づくりをすることができます。