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キッチンリフォームの際の現地調査(現調)について教えて下さい。

現地調査は重要

リフォームの見積もりを作ってもらうとき、必ずと言っていいほどおこなわれるのが「現地調査」です。業者を家に呼ぶのは抵抗があると感じる方や、現地調査で何をするのかわからなくて不安だと感じる方も多く、できれば現地調査なしで見積もりを作って欲しいと希望する方もいますが、リフォーム前の現地調査は非常に重要で、調査が不十分・不正確だと希望通りのリフォームができないこともあります。
今回は、キッチンリフォームの際に行う現地調査についてご説明します。

 

現地調査にかかる費用

現地調査とは業者が家を訪問してリフォーム箇所の下見を行うことですが、多くの場合、現地調査を受けるのに費用は掛かりません。現地調査の段階ではどの業者に依頼するか決まっていないことが多く、複数の業者に現地調査と見積もりを依頼して業者選びの参考にすることが多いので費用負担がないのは嬉しいポイントです。
ただし、雨漏り診断、耐震補強診断など専門の診断士が診断を行うケースや、遠方の業者の場合は費用が掛かることもあります。このようなケースでは費用負担があることが事前に伝えられることがほとんどです。

 

何を調べるか

現地調査では「どのようなリフォームをしたいか」「どのような不具合があるか」などを聞き取るヒアリングと、実際に施工する箇所のサイズや現状を確認する調査の二つに分けられます。ヒアリングのみで大まかな見積もりを作ることもできますが、より正確な見積もりをするには施工箇所の確認が必要です。キッチンリフォームの場合、主に以下のようなことを確認します。

 

【キッチンのサイズの計測】
現在使用しているキッチン設備の高さや奥行きなどを計測して、使用する人の体格や用途にあっているかを確認したり、新しい設備を選ぶための参考にしたりします。
また、キッチン設備の大きさやレイアウトなどを大きく変更する場合は、キッチンスペースの広さ、リビングやダイニングとの位置関係や距離、収納や窓の位置や大きさ、廊下や間口の大きさ、水道配管は変更可能かなどもチェックします。

 

【給排水の確認】
配管の状態や位置を確認し、移動や交換などが必要か、希望するキッチンが設置可能かなどをチェックします。

 

【換気設備の確認】
排気口の位置や大きさ、換気設備の老朽化や故障などの確認を行います。

 

【電気設備の確認】
キッチン家電を置くために必要なスペースの大きさを確認するほか、コンセントの数や電気容量を確認し、増設工事などが必要かどうか判断します。

このほか、マンションの場合は、配管の位置変更やガスコンロの設置、電気工事などにルールが設けられていることがあるため、マンション規約の確認が行われます。

 

現地調査前の準備

現地調査を受ける前に、現在感じている不便や不満、要望などを簡単にまとめておくとヒアリングがスムーズに進みます。
設置を希望するキッチン設備があればメーカーや型番を控えておき、取り扱っているかどうか確認しておくとよいでしょう。
また、現地調査前に片づけをしておかなくてはと考えるかもしれませんが、普段通りである方が現在抱えている問題がわかりやすいため、片づけなどはしなくて構いません。

 

まとめ

現地調査は、業者の質や相性を見極める機会でもあります。調査を受ける際は、きちんと採寸などを行っているか、メモを取るなどして話しをしっかり聞いているかなど、担当者の対応もチェックしておくとよいでしょう。

 

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