マンションリフォーム、何から手をつければいい？計画から完成までの流れについて。

老朽化したマンションを一新したい、中古マンションを購入してリフォームして住みたいなど、マンションのリフォームを検討するときに悩むのが「何から始めればよいかわからない」ということです。

マンションリフォームの計画から完成までは、具体的にどのような流れになるのでしょうか。

契約までの流れ

マンションリフォームを行ううえで最も重要なのが、管理規約の内容を確認して「どんなリフォームが可能か」を知ることと、それに合った業者を選ぶことです。

大まかな計画を立てる
どの部屋、どの部分をリフォームするか、いつ頃完了させたいか、どの程度の予算で実施したいかなど、リフォームで解消したい問題やリフォーム後の生活をイメージしながら大まかな計画を立てます。
管理規約を確認
リフォームしたい内容が管理規約の範囲内であるかを確認し、管理組合にリフォーム申請書を提出、承認を得ましょう。管理規約の範囲外の工事や、承認を受けていない状態でリフォームを行うと、原状復帰を求められるなどのトラブルが生じますので、注意してください。
補助金制度などの検討
バリアフリーリフォームなど、リフォーム内容によっては補助金制度などを利用できることがあります。自分に合った補助金制度などがないか調べ、利用したい場合は適用条件や申請方法などを確認してください。
業者の選定
希望するリフォーム内容や予算などを元に業者を選びます。補助金制度などの利用を希望する場合、業者や利用できる資材などが指定されていることがあるので、注意が必要です。また、補助金制度などを利用する場合は、その制度に詳しい業者を選ぶとよいでしょう。
プランの検討と見積作成
現地調査を受けた後、具体的なプランを業者と相談しながら検討し、見積を作成します。
ショールームなどの見学
設備交換などをする場合はショールームなどで実物を確認しておくとよいでしょう。
プラン決定・契約
プランを決定し、図面と見積りを確認後、契約書を交わします。

契約から完了までの流れ

契約後の流れは補助金制度を利用するかどうか、仮住まいが必要かどうかで必要な手続きが異なります。

補助金などの申請や準備

補助金制度の中には、着工前に申請しなければならない制度や提出しなければならない書類がある制度があるほか、着工前にリフォーム箇所の写真撮影が必須の場合があります。

また、施主だけではなく、業者が書類を提出しなければならないケースもありますので、補助金制度などを利用するときは着工前にしなければならないことがないかを確認し、申請漏れなどがないよう注意しましょう。
仮住まいの準備
現在住んでいる住居を大規模リフォームする場合などは、工事期間中の仮住まいを準備する必要があります。
周辺住民への挨拶
リフォーム工事に伴う騒音や振動などで迷惑をかけること、工事期間や工事の時間帯などを周辺住民に伝えておきましょう。
引き渡し
担当者立ち会いのもと、リフォームがプラン通りに行われたかを確認し、問題がなければそのまま引き渡しです。万が一不具合があるときは直してもらいましょう。
補助金などの申請
完了後に提出が必要な書類などを提出します。