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物件が出てからは遅い!中古マンション購入前に考えておきたい。低層階と高層階のメリットとデメリット。

中古マンションを購入する際、マンションの立地だけではなく低層階にするか高層階にするかも気になるポイントです。

マンションの低層、高層の区切りに明確な定義はなく、一般的には3階ぐらいまでを低層、4~5階を中層、6階以上を高層ということが多いようです。

マンションの低層階と高層階にはそれぞれどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

低層階のメリットとデメリット

低層階は外部とアクセスしやすいことが最大のメリットです。高層階であれば外出時や帰宅時に長時間エレベーターに乗ったり、待つ必要がありますが、低層階であればエレベーターに乗る時間が短時間ですみます。1階~2階であればエレベーターに乗る必要もありません。

また、災害時などエレベーターが停止しているときでも比較的楽に出入りすることができます。停電と断水が同時に起こったときなど、重い水タンクを持って階段を上る負担が少なくすむほか、火災時に建物外に避難するのも容易です。タワーマンションなどの場合、低層階の方が価格がリーズナブルなのもメリットです。

1階であれば専用庭がついていることがあるのもメリットです。足音などを気にしなくてもよいため、小さな子供がいる家庭に適しています。

 

一方、低層階は高層階に比べて日当たりが悪く、眺望の良さなども期待できません。洪水などの際は水害被害を受けやすいのもデメリットです。

また、外部から侵入しやすいため空き巣などの被害に遭いやすいほか、蚊などの害虫にも侵入されやすいというデメリットがあります。車の音など、外の音が気になりやすいのもデメリットといえるでしょう。

ただし、防犯性や防音性は二重窓や面格子の設置などである程度解消することができるため、しっかり対策すればそれほどデメリットに感じないかもしれません。

高層階のメリットとデメリット

高層階のメリットは眺望の良さと通風性・採光性の良さです。周囲に高い建物がない場合などは特に見晴らしがよく、朝日や夕焼け、夜景などを楽しむことができるでしょう。

また、高層階は害虫が浸入する心配が少ないため、虫が多い夏などでも窓を開けることができます。周辺環境などにもよりますが、8階以上であれば害虫の心配はほぼないといわれています。

虫だけではなく空き巣などにも浸入されにくく、低層階に比べると防犯性は高いといえるでしょう。

地面から遠いため、車の音などが気になりにくいのも大きなメリットです。

 

しかし、マンションの戸数などによってはエレベーターの待ち時間がかなり長くなることがあります。乗っている時間も長くなるため、時間のロスが大きいと感じたり、深夜に一人で乗ることに不安を感じたりするかもしれません。

また、災害時などに避難が困難になること、地震の際は高層階ほど揺れが大きくなりやすいこともデメリットです。停電などでエレベーターが停止しているときは生活に支障を感じるかもしれません。

さらに、マンションによっては低層階に比べて水道の水圧が低いことがあります。

高層階のメリット・デメリットは、階層が低いほど小さく、高いほど大きくなります。

まとめ

低層階と高層階は「どちらのほうがよい」ということはありません。どのような住環境を求めるか、何を優先したいかを考えて自分に適した階を選ぶとよいでしょう。

 

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