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㎡、坪、mなどの単位やクロス代以外の諸費用は?マンションのクロス張替えの際に知っておきたいこと4つ。

クロス張替えはお風呂以外のほとんどのリフォームで一緒に行われ、比較的簡単に部屋を新しく見せられるリフォームとして人気ですが、実際にどの程度の費用がかかるかわかりにくい、見積をとっても目安がわからず高いのか安いのかわからないなど、わからないことが多いと感じる方も多いのではないでしょうか。

今回は、クロス張替えの見積をとる前に知っておきたいことをご紹介します。

業者によって違う単位表記

クロス張替えを検討する際、業者のサイトに掲載されている価格を比較して依頼先の候補を選ぶという方は少なくありませんが、クロス代を比較する際は単位の違いに注意する必要があります。

クロス代の表記は、一般的に「㎡」か「m」が使われます。

「m」はクロスの長さで「㎡」は施工面の面積を表しています。クロスの幅が1mであれば長さ1mのクロスでおおうことができる面積は1㎡となるため「㎡」と「m」は同じ価格となりますが、実際のクロスは幅が90cmしかないためクロス1m=0.9㎡となります。

例えば、高さ3m、幅3m、面積9㎡壁にクロスを貼る場合、1000円/㎡と表記されている場合のクロス代は9000円になりますが、1000円/mと表記されている場合は長さ3mのクロス4枚で計12mとなり、クロス代は12000円となります。

 

また、「坪」は部屋の床面積のことで、クロスの長さや施工面積を表していません。クロスの張替えを壁と天井に行う場合、必要な面積は床面積のおよそ3.6倍といわれています。1坪はおよそ3.3㎡ですので1坪の部屋のクロスを総張り替えするために必要なクロス面積は12㎡程度となります。

坪での表記はあまり一般的ではありませんが、見積などを比較する際は単位の違いに注意してください。

柄物は費用が高めになる

クロスは壁の高さに合わせてカットしながら貼り付けていきますが、柄者のクロスの場合、柄の位置を合わせるために余分な部分をカットしなくてはならないことがあります。そのため、無地のクロスに比べると長さが必要となりクロス代が高めになります。

クロス代以外の費用

クロスの張替えはクロス代以外にも「施工費」や、糊や埃で部屋が汚れるのを防ぐための「養生費」、元からあるクロスを剥がした後の「ゴミの処理費」、パテやテープなどの「材料費」がかかります。業者のサイトなどにはクロス代のみ、クロス代と基本の施工費のみしか表記されていないことが多く、実際に見積などを取ると思ったより高くて驚くことがありますので、注意してください。

下地補修が必要なことがある

クロスを貼っている下地が老朽化してボロボロになっている場合などは下地補修が必要になることがあります。現地調査などの際に補修が必要であることがわかると、オンラインや電話での見積もりよりも費用が高くなります。

まとめ

クロスの張替えにはクロス代以外にも様々な費用がかかるだけではなく、業者によってクロス代の表記法が異なるため価格を比較しにくいといった特徴があります。

また、実際の施工面積は構造などによって異なる、壁の状態によっては補修が必要になるなど現地調査を行わないとわからないことも多いため、自分で計算した費用とオンラインなどの簡易見積、現地調査を行って出す見積では大きな差ができることがあるため、注意が必要です。

 

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