快適なテレワークのためのマンションリフォームアイデア4つ。
新型コロナウイルス感染症対策として会社以外の場所で働くテレワークが推進され、自宅を仕事場として利用する方が増えています。
しかし、自宅は生活のための場所であるため、「オンオフの切り替えが難しい」「集中できない」「生活音や家族の声が気になる」など、仕事がしにくいと感じている方も多いようです。
マンションをリフォームして快適なテレワーク環境を用意するにはどのような方法があるのでしょうか。
ワークスペースを確保する
快適なテレワークを行うためには、リビングテーブルの一部を間借りするなど、日常生活空間をそのまま使うような方法ではなく、仕事のための独立空間を確保することが重要です。
独立したワークスペースを作っておくと、オンオフの切り替えがしやすくなるだけではなく、仕事に適したテーブルや椅子を用意することも可能です。「その場所にいるときは話しかけない」などのルールを設けることで仕事中に話しかけられるといった問題も解消できるでしょう。
リフォームでリビングの一部に壁などの仕切りを作る、デッドスペースとなっている廊下の突き当りなどに簡単なテーブルを造り付ける、ウォークインクローゼットや押入れをワークスペースに改修するなどの方法で自宅内にワークスペースを確保しましょう。
防音リフォームで集中できる環境を
テレワークの悩みの一つでもある「音」の問題を解消するには防音リフォームが適しています。窓を二重窓にしたり、ガラスを防音ガラスに交換したりするほか、ワーキングスペースと生活空間を仕切る壁を防音にする、扉をつけるなどすれば静かで集中できるワーキングスペースを確保できます。
また、設置型の防音ブースをワーキングスペースにするという方法もあります。
ネット環境と電源の整備
オンライン会議やクラウドを使ったデータ共有など、テレワークはインターネットを活用するシーンが多く、接続環境が悪いと仕事をスムーズに進めることができません。
ワーキングペースはもちろん、それ以外の場所でもネットが利用できるよう、Wi-Fi接続ができる環境を整えておくとよいでしょう。
使用する機器などによって違いはありますが、無線よりも有線の方が通信速度が速く安定し、安全性が高いため、ワーキングスペースからは有線接続できるようケーブルを引いておくと安心です。
また、ワーキングスペースではパソコンや照明器具などを使用するための電源が必要となります。コンセント増設工事を忘れずにしておきましょう。
冷暖房や空調を整える
廊下の一角やクローゼットなど、居住空間として作られていない空間をワークスペースに利用する場合、そのままだと暑さや寒さで集中できない、通気性が悪くジメジメして不快に感じるといったことがあります。夏や冬でも快適に利用できるよう、冷暖房や空調を整えておきましょう。
まとめ
テレワーク用のスペースは、テレワークをしなくなったらデッドスペースになってしまうのではないかと思うかもしれません。しかし、快適に作られたワークスペースは趣味のスペースや書斎、子供の学習スペースとしても利用できるため、自宅で仕事をしなくなっても無駄にはなりません。
現在はもちろん、将来も役立つ快適なテレワークスペースをマンションリフォームで作ってみてはいかがでしょうか。