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適合リノベーション住宅とは?通常のリノベーション住宅とは何が違うの?

リノベ―ションとは中古住宅や中古マンションの間取りや設備などを大幅に改修して性能を向上させることです。リノベーション済みの中古住宅は、高機能な住宅を新築よりも割安で購入できることから人気が高い反面、性能や機能に不安を感じるという声も多く挙がっていました。

そういった不安に答えるため、リノベーション推進協議会が定めたのが「適合リノベーション住宅」です。

適合リノベーション住宅とは

通常のリノベーション住宅は「リノベーションを行った」ということでしかなく、その内容や正確な品質・機能などを判断するのが困難です。

一方、適合リノベーション住宅はリノベーション推進協議会が定めた一定の品質基準を満たした住宅のことです。一定の基準に基づく検査を行うだけではなく、万が一不具合があった場合の保証サービスも規格で統一されており、検査内容などは住宅履歴情報として保管されています。

また、基準の内容によって、R1からR5まで区分があり、区分を見ることでどのような物件であるかが判断可能です。

R1、R2、R3はマンションなど集合住宅の区分で、R1は専有部分のインフラに関する13種類の基準を満たしている住宅が対象となり、R2はR1住宅の基準に共有部の修繕や管理状況などについての基準が加わった住宅、R3は建物をまるごとリノベーションしているもののうちR1、の基準と共有部の耐震性など建物そのものの性能を満たしている住宅が対象となります。

また、R4はオフィスを住居用にリノベーションするなど、用途変更をした建物が対象で、R5は一戸建てを対象とした基準となっています。R5の内容はR3と同等です。

適合リノベーション住宅のメリット

適合リノベーション住宅を選ぶメリットは、なんといってもプロが認めた品質の住宅を手に入れられることです。特に、R3、R5の住宅は電気・ガス・水道などのインフラ基準だけではなく、中古物件では最も不安を感じる構造部の品質も検査対象となっているため、高い安心感を得ることができます。

また、リノベーションの内容が住宅履歴として残っているため、メンテナンス計画を立てやすいというのもメリットの一つです。

まとめ

新築よりも割安で高機能な住宅を手に入れられるといわれているリノベーション住宅ですが、一般的なリノベーション住宅は品質や機能などにばらつきがあります。

例えば、間取りなどの変更をしただけで排水管などは古いままだったという場合、住宅購入後に排水管が破損して補修費用が掛かってしまうということもあります。

どのような工事が行われたか、どの程度の性能が備わっているかが明確な適合リノベーション住宅であれば、このようなトラブルを避けることが可能です。

 

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