リフォームローン審査の流れと5つのチェック項目。
リフォームローンも審査が必要
間取り変更や断熱補強、構造補強、などリフォームには様々な種類がありますが、大掛かりなリフォームになると手持ちの資金だけではまかないきれず、ローンの利用を検討することもあるでしょう。
リフォームローンは住宅ローンに比べると利用しやすいと言われており、多くの人が利用しています。借入には審査が必要で借入額や状況によっては審査が通らないこともあります。
今回は、リフォームローンの審査の流れと審査のチェック項目を紹介します。
審査の流れ
リフォームローンの審査は住宅ローンと同じように、仮審査と本審査の二回行われます。そのため、仮審査が通ったのに本審査で通らないこともあります。
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仮審査
申込者の本人情報や勤務先情報、借入希望額や借入期間、他に融資を受けていればその残額などを元に融資可能かどうかを審査します。仮審査は電話や窓口などで申し込めるだけでなく、近年はWeb上のフォームに必要情報を記入する形式も増えています。
仮審査にかかる期間は早ければ一日ということもありますが、一般的には三日程度、遅くとも一週間以内です。
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本審査
本審査は仮審査通過後に行われる本格的な審査です。収入証明や本人確認書類などを提出し、その書類を元に収入状況などを確認・審査をうけます。必要書類は金融機関(ローン会社)ごとに異なりますが、書類に不備があると本審査を通過できないので注意しましょう。
本審査にかかる期間は3日から10日程度です。
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通知と契約
本審査に通った場合、その旨が通知されローン契約に進むことができます。場合によっては銀行口座や提携クレジットカードを新規開設しなければならないこともあります。
チェック項目
リフォームローンの審査でチェックする項目やどの項目を重視するかは金融機関・ローン会社などによって異なります。
また、リフォームローンには無担保型と担保型があり、担保型のリフォームローンは金利や借入期間などが無担保型よりも有利な分、審査が厳しくなります。
- 借入・完済時の年齢
借入時、完済時の年齢はどの金融機関(ローン会社)でもチェックされる項目です。特に、完済時の年齢は重視される傾向があり、完済時の年齢が高齢になる場合は審査が通りにくくなります。
- 健康状態
健康状態は収入の安定性にも関わる項目なので重視されます。病気療養中、病気で休業中などの場合や持病の有無などによっては審査が通らないことがあります。
- 年収
借入額に見合う収入があるか、収入が安定しているかなど、返済を完遂できる収入状況であるかどうかも重要なポイントです。額よりも安定性を重視することが多いため、収入が多くても年によって大きく変動する人は審査が通りにくく、収入が少なめでも安定している人は審査に通りやすい傾向があります。
- 勤続年数
勤続年数の長さは収入の安定性に繋がる項目であるため重視される傾向があります。借入額が少ない、返済期間が短い場合は勤続年数が短くてもあまり問題になりませんが、一定以上の借入額・返済期間になると勤続年数3年以下では審査に通りにくくなります。
- 個人信用情報
自動車ローンや教育ローンなどのローンを多く利用している、返済が滞ったことがあるなど、借り入れ状況や返済履歴によっては滞納リスクが高いと判断され審査に落ちることがあります。
また、携帯電話の「コミコミ価格」は正式には「割賦販売(ローン)」のため、リフォームローンをお考えの際は少し携帯電話の買い替え時期を検討された方がいいかもしれませんね。
まとめ
リフォームローンの審査の流れやチェック項目は金融機関(ローン会社)や担保型・無担保型の違いなどによって変わりますが、基本的な流れやチェック項目はおおむね共通しています。流れや内容を把握しておくと準備や対策がしやすく、リフォームをスムーズに勧めることができるでしょう。