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窓リフォームも対象になる?!札幌市住宅エコリフォーム補助制度について。

札幌市独自のリフォーム補助制度

札幌市住宅エコリフォーム補助制度は、札幌市内に主な営業所がある施工業者が請け負う省エネ改修やバリアフリー改修に対して費用の一部を補助する、札幌市独自のリフォーム補助制度です。2022年は5月に第一回受付、9月に第二回受付があり、受付期間が延長となっていましたが、申請額が上限に達したため受付終了となりました。
そのため、今年度はもう利用できない制度となりましたが、同様の制度は次年度も設けられると思われます。
そこで今回は、2022年度の札幌市住宅エコリフォーム補助制度について紹介します。

 

制度の概要

札幌市住宅エコリフォーム補助制度は、札幌市民のエコリフォームやバリアフリーリフォームを補助することを目的とした制度です。
そのため、補助を受けられるのは札幌市民のみとなっています。さらに、札幌市の市・道民税、固定資産税・都市計画税を滞納していないこと、暴力団員又は暴力団関係事業者ではないことも条件です。
補助対象になる住宅は、札幌市内の一戸建てまたはマンションなどの住戸部分となっています。店舗兼住宅の場合は、住宅部分のみが対象です。
また、札幌市の事業者の活性化を目的とした制度でもあるため、補助を受けられるのは札幌市に主な事業所をおく施工業者に依頼した場合のみとなっています。
補助金額は、総工事費(税抜)の10%または一戸当たり50万円のいずれか少ない額を上限とした、補助対象工事ごとに札幌市が定める補助金額の合計となります。

 

補助対象となる工事

補助対象となるのは、補助金額の合計が3万円以上になり、かつ、総工事費(税抜)が30万円以上になる省エネリフォームやバリアフリーリフォーム工事のうち「浴室の改良・部分改修」「トイレの改良」「階段の改良」「段差解消」「手すり設置」「廊下幅拡張」「屋内扉の改良」「玄関前スロープ設置」「窓の断熱改修」「床・屋根・天井・外壁の断熱改修」です。
それぞれ、改修後の高さや広さ、性能などが設定されており、その条件を満たしていない場合は補助の対象外となります。
例えば、段差解消は段差を5mm以下にするものと決められているため、段差を低くしても5mm以下になっていなければ補助対象になりません。
また、窓の断熱改修では熱貫流率が2.33W/(m2・K)以下となる窓の交換又は増設が条件となっているほか、居室の窓はすべて断熱改修すること、ガラスのみの交換ではなくサッシも交換することなどが決められています。

 

補助を受けるための注意点

札幌市住宅エコリフォーム補助制度は、工事個所の写真や見積書などを工事前に提出して申請を行い、補助金交付が決定してから着工という流れになっています。申請前や補助金交付決定前に行った工事は補助対象となりませんので注意してください。
また、申請から補助金交付が決まるまでにはある程度日数がかかります。審査期間を考慮して余裕のあるスケジュールを組んでおきましょう。

 

まとめ

今回ご紹介したのは、2022年度の札幌市住宅エコリフォーム補助制度です。
2023年度以降の札幌市住宅エコリフォーム補助制度は補助内容や補助対象、申請方法などが2022年度とは異なる可能性もありますので、制度を利用する場合は必ず最新情報を確認してください。

 

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