中古マンション、買ってからリフォームするか、リフォーム済みを買うか。

中古マンションの購入を検討するとき、購入してから自分でリフォームするのとリフォーム済みの物件を購入するのとどちらがよいかで悩むという方は少なくありません。

買ってからリフォームする場合と、リフォーム済み物件を購入する場合ではそれぞれどのようメリットとデメリットがあるのでしょうか。

中古マンションを買って自分でリフォームする場合、リフォーム内容によって総費用が変化するため資金計画が立てにくいと感じるかもしれません。しかし、費用を調節しやすく選択肢を広く持つことができます。

【メリット】

自分でリフォームすることの最大のメリットは、なんといっても自分の好みに合わせたリフォームを行うことができるという点です。マンションの場合、できる工事内容に制限があるため「完全に思い通り」にするのは難しいかもしれませんが、制限の範囲内であれば間取りや設備、機能などを自由に決めることができます。

また、リフォームをする前提で購入するため、間取りや設備などにそれほどこだわる必要がなく、立地条件やマンションの外観などで物件を選ぶことができます。

設備や間取りにこだわりはなく、ただ新しく綺麗にしたいというだけの場合も、リフォーム済み物件を探すより好みの立地の物件を探しやすく、費用も抑えやすい傾向にあります。

【デメリット】

リフォームが完成していないため、間取りや使いやすさなどを実地で確認できません。

また、マンションの管理規約を確認したり、リフォームの許可を申請したりしなければならない、業者と打ち合わせを行わなくてはならないなど手間も多く、実際に住めるようになるまでに時間がかかるのもデメリットです。

リフォーム済み物件は費用が明確であるため資金計画が立てやすく、手間などが少ないのが特徴です。

【メリット】

リフォーム済み物件はすでに完成した状態なので具体的な生活イメージがしやすく、設備の使いやすさや間取りなどを実地確認できるというのが大きなメリットです。

自分でリフォームプランを練ったり、管理規約の確認や工事の申請を行ったりする必要もなく、購入してすぐに入居することができます。

自分のイメージにマッチする物件を見つけることができれば、自分でリフォームするよりも時間や労力をかけずに理想の家を手に入れることができます。

【デメリット】

リフォーム済み物件のデメリットは、なんといっても選択肢が少なく、満足できる物件に出会える確率が低いということです。

まず、数ある中古マンションの中から「リフォーム済みの物件」を選別しなくてはなりませんが、地域などによってはリフォーム済みの物件自体が少なく選択肢が限られてしまいます。

さらに、その限られた選択肢の中から予算、間取り、設備、立地などの条件が自分の希望に合うものを選ぶことになるため、全てにおいて満足できる物件に出会える確率はかなり低くなってしまいます。

まとめ

間取りなどにこだわりはなく、手軽にすぐ住める場所が欲しいという場合はリフォーム済み物件を購入する方が適しています。しかし、選択肢を多く持ちたい、住む場所にこだわりたいという場合は買ってからのリフォームがおすすめです。

また、手間と時間はかかりますが、買ってからリフォームしたほうが満足感は高くなる傾向があるので、中古マンションを購入する際は買ってからリフォーム出来る物件を探してみてはいかがでしょうか。