長期優良住宅化リフォーム推進事業ガイド2024【住まいの長寿命化と省エネ化を支援】
長期優良住宅化リフォーム推進事業は、住宅の長寿命化や省エネ化、多様な世帯のニーズに対応した住環境の整備を通じて、持続可能な住宅資産の形成と生活の質の向上を支援する制度です。リフォームをお考えの方は、活用を検討されてみてはいかがでしょうか？
対象となる工事
住宅の性能向上工事
特定性能向上リフォーム
- 構造躯体等の劣化対策
- 耐震性
- 省エネルギー対策
- 維持管理・更新の容易性可変性（共同住宅）
- 高齢者対策（共同住宅）
- 例えば、耐震改修として耐力壁の設置、屋根の軽量化などが挙げられます。省エネ対策では、断熱材の設置、内窓の設置、高効率給湯器（ヒートポンプ式）の導入などが考えられます。
その他性能向上リフォーム工事
上記以外の性能向上工事。インスペクションで指摘を受けた箇所の補修工事等。
三世代同居対応改修工事
- キッチン、浴室、トイレ、玄関の増設にかかわる工事です。
- ※工事完了後、これらのうち2つ以上が複数箇所あることが条件
子育て世帯向け改修工事
子育てしやすい環境整備のための改修工事が対象です。
※若者世帯、子育て世帯のみが対象
子どもの見守りや不審者対策にかかわるリフォームが考えられます。
防災性、レジリエンス性の向上改修工事
自然災害に対応するための改修工事です。
例えば、風水害対策なら雨戸の設置、止水板の設置などが挙げられます。
補助金の上限額
補助率は補助対象リフォーム工事費合計の1/3です。補助限度額は、リフォーム後の住宅性能によって異なります。
※評価基準型は予算に達したため、現在は認定長期優良住宅型のみの受付となっています（2024年10月時点）
※特定条件：三世代同居対応改修工事を実施する場合、若者・子育て世帯または既存住宅の購入者が改修工事を実施する場合
評価基準型（一定の性能向上が認められた場合）
- 通常：80万円/戸
- 特定条件下：130万円/戸
※予算に達したため既に締め切り
認定長期優良住宅型
通常：160万円/戸
特定条件下：210万円/戸
申請について
申請条件
- 申請は依頼主ではなく工事を請け負う業者（補助事業者）が行います。
- 補助事業者は国の認定を受けている必要があります。
- リフォーム工事前にインスペクション（住宅診断）の実施が義務付けられています。
- リフォーム工事の履歴（図面や工事写真など）を作成・保存する必要があります。
- 30年以上の維持保全期間について、10年ごとの点検を含む「維持保全計画」の作成が必要です。
申請期間
2024年5月13日～
※評価基準型は予算に達したため、現在は認定長期優良住宅型のみの受付となっています（2024年10月時点）。
※予算に限りがあるため、早めの準備と申請が推奨されます。
申請の注意点
補助金を受け取るためには、適切な申請と審査が必要です。申請に必要な書類や詳細は、本制度の公式ホームページや市町村の担当窓口で確認できます。また、申請期限や条件を確認し、適用されるリフォーム工事の内容を事前に把握しておくことが大切です。
まとめ
長期優良住宅化リフォーム推進事業は、住宅の長寿命化と省エネ化などを支援するための制度でありです。住まいの価値を高め、快適な暮らしを実現するための手助けとなります。リフォームを検討中の方は、この補助金制度を活用し、将来の生活に備える一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか？
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