アルミ樹脂複合サッシと樹脂サッシの違いは何？各々の特徴を紹介しますアルミ樹脂複合サッシと樹脂サッシの違いや各々の特徴を紹介していきます

マンションの窓に多く採用されている「アルミサッシ」に対して、最近のリフォームや新築で注目されているのが「アルミ樹脂複合サッシ」です。この二つのサッシにはどのような違いがあるのでしょうか。以下で、それぞれのメリットやデメリット、大手メーカーの代表的な製品、リフォーム時の費用相場などを比較してみましょう。

アルミサッシとは？

アルミサッシは、アルミニウムを主成分とする合金で製造された建具のことで、主にガラス付きの窓や網戸に採用されています。高度経済成長期以降に普及し、現在も多くの住宅で利用されています。

メリット

軽量で開閉が容易
耐久性が高く、風雨や錆に強い
アルマイト加工処理によるさらなる耐久性の向上

デメリット

熱伝導率が高いため、季節による室温への影響が大きい
結露が発生しやすい

アルミ樹脂複合サッシ

樹脂(塩化ビニール樹脂)で作られた「樹脂サッシ」とアルミサッシの長所を合わせたものが、アルミ樹脂複合サッシです。こちらは外側がアルミニウム、内側が樹脂で構成されています。

メリット

外側の耐候性と内側の断熱・遮音効果を両立
外側の劣化を防ぎつつ、部屋の断熱性や防音性を高める

デメリット

樹脂面の経年劣化が早い可能性
樹脂単体のサッシに比べ断熱効果が低い場合あり

マンションでのサッシ交換

マンションの居住者がリフォームを行う際は、管理組合への届け出が必要です。窓・サッシは多くの場合、“共有部分”に該当し、簡単に交換できないケースが多いですが、「内窓(インナーサッシ)」や「カバー工法」なら許可されることが多いです。

まとめ

アルミサッシとアルミ樹脂複合サッシは、それぞれにメリットとデメリットがあります。アルミサッシは耐久性が高く、一方でアルミ樹脂複合サッシは耐候性と断熱性を兼ね備えています。マンションでのサッシ交換は、管理組合の規約に従い、許可を得る必要があります。リフォーム費用は様々で、適切な選択には専門家のアドバイスが重要です。自宅の窓リフォームを検討中の方は、複数の業者から見積もりを取り、最適なサッシを選びましょう。