① (2)キッチン作業効率
2022年08月10日
前回の続きでキッチンの作業効率についてお話ししようと思います。
作業効率というのは、簡単に言えば「手際よく料理を作るためにどのくらい体を動かすか」です。
できれば1か所に立ったら、そこから動かずに体の向きを変えたり、次の作業するものが自分のいる場所に来てくれると動かなくてよいので、効率はいいですよね!
例えば、シンクの前に座っていて、考えただけで冷蔵庫から野菜やお肉が「すーっ!」と出てきて、ピーラーや包丁が手を開いたら「ぱっ!」と掴めて、ボールや鍋やフライパンがシンクや加熱機器にある…
自分は1歩も動かずものが自分のとこに来てくれる…「動く」というロスタイムなしに「調理」ができる…
そうなれば1番効率が良いですよね?
でも、魔女(魔人)にでもならないと今のところないですよね~
ということで現実に戻ります。
キッチンの形で調理中に自分がどのくらい移動するか…(事前準備は同じ条件で)をキッチンの形状で調べると
コの字型・2列型・L型・I型の順番で動きが多くなるといわれています。
この字だと自分の立った位置を中心に正面にシンク・右(左)に作業スペース・後ろに加熱機器(ガスレンジやIHヒーター)とレイアウトでき左右の動きはあまりしないですよね?
2列型はシンクや加熱機器の横に作業スペースなので横の動きが少しある分何歩か移動し、
L型だとシンク横に作業スペースその向こうに90度の角度で加熱機器。
I型は一直線なので左右に一番動きます。
でも、日本の住宅で一番多いキッチンはI型なのです!!!
なぜでしょう???
それは、キッチンの歴史的な変遷が大きく関係していますがそれはまた別の機会に…
そして、今でも多い理由の2つ目は他のキッチンよりスペースを取らない…
なので今でも多いです。
ただI型でも後ろに背面収納(食器棚)と冷蔵庫を置いて、使いやすいキッチンは増えてきましたね。
吊戸棚をつけないで、間仕切は腰までの壁にし、見通しを良くすれば、リビングダイニングとの一体感も出すことができます。
3つ目に価格。
省スペースということは価格もちょうどいい!!!ということで多いキッチンNO.1はI型でした…
でもちょっと待って!
「食べる」=「楽しむ」って思いませんか?
なら「キッチンのスペース」を区切らずに、
一体化させるのもありですよね?
ということで今日はここまでです。
また、徒然にアップしますので来てくださいね。(*^^*)